あと六時間後には家を発っている頃だと思います。
いよいよ、3月2日がやってきました。
天気予報によると、現地は一日曇りで午後からは雪か雨ということなので
防寒対策ならびに雨具の準備などを急遽することに。
荷物の量も相当大変なことになっていますが、ある程度は致し方ないでしょう。
杜の都のさらに東まで、しかも一人旅なのですから。
出発前最後の連載となる杜ノートもこれで第三回目になります。
本日は簡潔に、石巻を訪れる理由を考えたいと思います。
その前に、なぜ明日という日を選んだのでしょうか。
行くなら他にも十分考えられるとは思います。
実は、明日から学校が入試の関係で五連休になります。
部活で大型連休がなかった自分たちにとっては非常にありがたい五日間なわけです。
当然、当初からどこかに出かける計画は立てていました。
また碓氷峠に行くか、東京巡りでもしようかなど、案はいくつもありました。
ですが、どれもいまいちタイムリーな場所ではありません。
いつでも行こうと思えればいけて、なおかつ新鮮味という点では欠けるものがあります。
そのため、この連休が近づいているのにもかかわらず、
どこに行こうかは全く決まらずにいたわけです。
そんなときに、とある案が浮かびます。
あの未曾有の大震災から一年が経とうとする被災地を訪れる―。
最初は全く現実的な話ではありませんでした。
お金の面でもそうですし、まず何を目的で行くのかすらわかっていませんでした。
もちろん、ディズニーなどに行くのとは訳が違うということはわかっていましたが、
何を求めて、何がしたくて、わざわざ400キロも離れた地を一人で訪れるのか―。
実のところ、その答えは今もはっきりとはわかりません。
被災地の今に対する純粋な興味が、ここまで自分を動かしているようです。
旅というのには、自分の中でまず二種類に分けられると考えます。
明確に目的を持っていて、その答えを求める旅と、
目的などは持たずに、道中でそれを探す旅、と。
去年の鈴鹿や、たまに行く碓氷峠への旅では、
それなりにしたいことや目的があったと思います。
今回の旅は間違いなく、二種類のうちの後者にあてはまるものでしょう。
しかも、その旅で何が得れるかすらも検討がつきません。
何かをするからには、やはりそこから得るものが欲しいです。
その原理は、どんなことにも言えることでしょう。
わざわざ小遣いをすり減らして一人で遠出するなら、何かを感じたい―。
こう思うのも、ごく自然な欲求だと自分は思うのですが。
そして、その得たものというのは、これからの生涯のなかでもとびきり光り輝くものであってほしい―。
もちろん、大したものは得なくていいと最初から決めつけて挑む一人旅なんてありませんよね。
自分の中で記憶に鮮明に残る旅といえば、3つほど挙げられます。
上越線で新潟まで行き、今はなき横軽を経由する甲信越1周の旅、
受験期の夏休みを割いてまで行った、広島平和記念式典、
そして、モータースポーツの最高峰、F1日本GPを観る鈴鹿への旅。
どれも様々なことを感じ、学び、そしてこの体に得てきました。
特に広島での三日間というものは、どうやっても忘れられないでしょう。
今回の石巻への旅を、あえて強引に理由付けしとくとするなら、
どうやっても忘れることのできない何かを得たいから
というのが一番適当でしょうか、あくまでも強引にですが。
この17時間の旅の中で、何かしら得るものは幾つかある―。
まずはそう信じて、心静かに、何かを得てきます。
誰かに決められたのでもなく、誰かのためでもない、
自分が決めた、自分のための旅なのですから。
3月2日のツイッター上でのツイートについて
ツイッターの方では既にお知らせしたかもしれませんが、
3月2日は、その道中の様子を随時つぶやこうと考えております。
具体的には、
・現在地と状況
・ポイントごと(駅、名所)での放射線量
などを含めてつぶやく予定です。
ハッシュタグを使用します。
"#sherpa"をツイート中に含みますので、どうぞご利用ください。
リプライも出来る限り返そうとは思いますが、
道中の記録(写真撮影など)を最優先に考えて行動するつもりです。
もしかしたら確認漏れがあって返信不可もしくは遅れる場合があるので
そのときはご了承ください。
自分の持っていた先入観と現実とのギャップに戸惑う様子など、
できるだけ素直なツイートを心がけていきます。
お暇ありましたら、そのときはぜひ自分のツイッターをご確認ください。
シェルパのツイッターのアカウントはこちら

1 件のコメント:
最近また地震多いから気をつけて行ってきてね。
万が一津波警報が出ても焦らず、巨大地震が来ても慌てず、被災地の今をタイムリーに知らせて欲しいな。
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